横浜市立大学では、臨床医学系の教員に、診療・教育・研究・地域貢献・学内貢献という、それぞれの課題に対する能動的な貢献を求めています。また、横浜市立大学附属病院は、全国に15施設が認定される臨床研究中核病院の取得を目指して、Y-NEXT(次世代臨床研究センター)の活動をおこなっており、循環器内科学教室でも最大限の協力を目指しております。このように、臨床医学系の教室はそれぞれの専門分野の医療の提供、内外の医療人に育成の機会を提供するとともに、価値のある研究成果を提供し続ける責務があります。
循環器内科学教室では、これまでにさまざまな臨床研究・基礎研究をおこない、国内外の学術集会や邦文・欧文による原著論文として情報発信しています。研究活動には、臨床医の視線で『Unmet Medical Needs』を解消するチャンスがあります。『医療を医学化』する、『医学を医療化』することが、臨床医学系教室の研究活動です。
当教室では、これまでに遺伝子レベル、タンパク質レベルでの分析や、遺伝子操作による実験動物(トランスジェニック・マウス、ノックアウト・マウス、コンディショナル・ノックアウト・マウス)を対象にした基礎的・生物学的研究から、電子カルテデータを基にした臨床研究、循環器内科領域に独自のデバイス(イメージング・デバイス、植込み型心臓治療・診断デバイス[CIED - Cardiac Implantable Electric Device])を用いた臨床研究や、特定臨床研究の実績があります。その成果は論文化・学会での情報発信にとどまらず、近年は国内外で知的財産化を積極的におこなって、研究成果の価値を高めています。
また、学内での活動にとどまらず、東京大学・創薬機構(DDI)、創薬等先端技術支援プラットフォーム(BINDS)からの支援を得ながら、国内の有数の国立大学との共同研究を進めています。動脈硬化症の残余リスクの解消に着目した研究では、国内外での知財化、欧文誌への公表と合わせて、公益財団法人神戸産業都市推進機構・医療イノベーション推進センター(TRI)と共同研究を進めています。
経験豊富な教員による、親身な研究指導をモットーにしています。
循環器内科学領域で『医療を医学化』する、『医学を医療化』する、
研究活動に興味のある方々の能動的な参加を歓迎します!