後期研修システムについて
新内科専門医制度に基づき内科専攻医プログラム3年間修了後に、後期研修プログラムを組んでおります。
伝統的に、神奈川県内の主力病院である公的病院(国公立)、準公的病院(赤十字社、済生会等)を循環器グループ関連病院としております。
これら関連病院はいずれも地域に密着した第一線の中核病院ですので、豊富で多彩な症例を経験することができます。
派遣にあたっては、循環器医療はチーム医療が特に必要な分野であること、また各医局員が個性を発揮し、診療のみならず多彩な研究にも力を注ぎ、有意義な情報発信ができる体制を確立することを目標とし、さらには過重労働にならぬよう配慮し、各病院の循環器内科の人員を最大限に配置し、拠点病院として各医師が十分活躍できるよう心がけています。
全ての入局者は原則として入局後の2年間は地域の中核となっている中核病院、大学病院に所属し、心臓カテーテルによる診断、治療手技を中心に臨床能力、研究能力を磨いていただきます。
各関連病院の循環器内科の部長は当教室出身者であり、臨床力、学問的業績、人格などを勘案して選出され赴任しており、それぞれの部長は後期研修の内容の充実や臨床力の向上、研究の指導など熱心に取り組んでおり、皆さんの後期研修がよりよいものとなるよう毎日努力しています。
その後は虚血性心疾患、不整脈、肺高血圧症、弁膜症、心不全、成人先天性心疾患など各人の希望によって進路の選択が可能です。
入局後は毎年、次年度研修先病院についてのアンケートをおこない医局員の志と希望が生きるようにしております。